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70系ヴォクシー/ノア 中古の狙い目。後期型を100万円以下で賢く買う
子育て家庭の足車を中古で探すなら、70系のヴォクシー/ノアは、いまもっとも費用対効果の高い一台だ。私自身、70系後期のヴォクシーを乗り出し48万円で買い、9万kmから15万5千kmまで走らせた。その実体験と、買う前に必ず見るべき持病を、まとめておく。
なぜ70系が足車に向くのか
タマ数が多く相場がこなれている。室内は広く、両側スライドドアで子どもの乗せ降ろしが楽。そして後期型は燃費14.4km/Lと、当時のミニバンではトップクラスだった。実用性に対して価格が安く、まさに「足車」の条件を満たす。
狙い目は「後期型」、予算は乗り出し100万円以内で組む
70系は前期(2007〜2010)と後期(2010〜2014)に分かれる。同程度の走行・グレードなら、前期と後期で相場は10〜15万円ほど違う。装備や燃費の差を考えると、無理のない範囲で後期を狙いたい。
価格帯としては、後期でも総額100万円以下の物件が現実に出回っている。乗り出し100万円ルールに当てはめると、狙い方は2つ。
- 後期 × 過走行を安く取り、残耐用を見立てて乗り切る(私のヴォクシーがこの型)
- 相場が下がった個体(修復歴あり等)を条件を見極めて拾う
グレードはZS系が装備と人気のバランスが良い。低走行で本体150万以下の個体も多いが、足車用途なら、過走行でも状態の良い後期を100万円以下で取るほうが、1kmあたりのコストは下がる。
買う前に必ず見たい、70系の持病
70系は弱点がはっきりしている。持病は「知っていれば怖くない」。出やすい箇所が対策済みかを確認して買えば、むしろ安く取るための材料になる。
| 持病 | 症状・チェック点 |
|---|---|
| オルタネーター | プーリーにクラッチ機構があり、ベルト鳴きや発電不良が出やすい。エンジン始動時の異音・警告灯を確認 |
| ブレーキマスターシリンダー | フルード漏れの不具合(リコール対象)。リコール対策済みかを必ず確認 |
| ラジエーター | 樹脂部の経年劣化で冷却水漏れ。継ぎ目のにじみ・冷却水の量と色を確認 |
| エンジン内部 | オイル管理を怠った個体はスラッジ堆積のリスク。記録簿でオイル交換履歴を確認 |
私のヴォクシーも、最後はこのオルタネーターが異音を上げて引退した。裏を返せば、70系で最初に気にすべきはここということだ。15万kmまで走ったうえでの引退だったから、十分に元は取れている。
実際に買うときの動き方
70系は数が多い。だからこそ、一台に惚れず、同じ後期ZSの近い年式・走行を複数見比べて相場観をつくってから決めるのが鉄則だ(やり方は「数で見て狙い撃つ」の記事へ)。そして契約前に、上の持病4点に加えて、タイヤ(溝・ひび・製造年)・記録簿・電装品をひと通り確認する。
持病を押さえ、後期を乗り出し100万円以内で、数を見て狙い撃つ。これが、70系ヴォクシー/ノアで失敗しないための型である。